ダイエットは本来「食事制限をして体重を減らす」という意味です。厳密にはウォーキングダイエット・骨盤矯正ダイエットという表現は間違っています。当院にも「おなかほぐしダイエット」コースがありますが、便宜上「ダイエット」という言葉を使っています。
それでは食事についてどうすればよいか、です。性別・年代・仕事での運動量などにより基礎代謝や1日の消費カロリーは違ってきます。大切なことは「体重が減らない=食べ過ぎている」ということです。1日3食しっかり摂ることが健康と言われますが、人によっては3食は多すぎます。3食必要とするのは成長期の子供や体を動かすお仕事をする方たちです。一般的には20代を越えると基礎代謝が落ちるので食事量を減らしてちょうどよくなります。体重が落ちないと悩んでいる方、食事量が若い頃と変わっていないのではないでしょうか?
犬などペットを飼っている方はご存じでしょうが、子犬の頃は1日3食を必要として成犬になると1日1〜2回の食事になります。成長期は体を大きくするためにエネルギがたくさん必要です。しかし、大人になれば必要エネルギは減って当然です。人間だけが大人になっても同じ量の食事(むしろ大人のほうが多い量)を摂ります。これは自然といえるでしょうか?
会社勤めになると始業時間・昼休み・終業時間が決まっているので規則的に1日3食が当然になってしまいます。朝は飲み物だけにするなど、どこかで食事の量を調整してみましょう。ちなみに「朝ごはんを食べないと脳が働かない」ということも言われますが、肝臓や脂肪に蓄えられているエネルギが糖に変換されるので心配ありません。歯磨きをしたり着替えたり、少し体を動かすと頭がスッキリしてくるのを感じると思います。脳もすぐに働きだしているのです。
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