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体の痛み・むくみ・冷え性などの原因となる要素はいくつもあります。その中でも自分をよく観察することで発見できる要因をしっかりと捉えることが大切です。いかに「姿勢の確認」と「生活習慣によるもの」を挙げてみますので、心当たりのある方はご自分の身体に不調が表れていないか、もう一度見直してみましょう。
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ここでは姿勢を見て体全体のバランスを確認します。
まず鏡の前に立ちます。肩の力を抜いて(2〜3回上下させてリラックスしましょう)まっすぐ立ちます。そして左右の肩の高さを比べてみましょう。(右上写真)
右下の写真ですと右肩(向かって左側)が少し下がっています。骨格の歪み、さらに周辺の筋肉のコリが疑われます。ご自分の姿も鏡で確認してみましょう。
次に脚の長さの確認です。ベッドに寝て足の長さを見ればよいのですが、これは自分ひとりではできません。簡単な確認法としては靴の裏側を見てみましょう。左右で靴の裏側のすり減り方が違っていたら歪みの証拠です。腰痛や足の冷え、むくみの原因になるので、ぜひ確認してみましょう。足を組んで座る癖があったり、重い荷物をいつも同じ片方の手で持っていたり、日常生活において歪みの原因はたくさんあります。 |
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次は生活習慣の確認です。以下の3点に一つでも当てはまる方は要注意です。
(1)冷え
体を冷やすと様々な不調が表れます。本屋さんで健康関連のコーナを見ると「体を温めると健康になる」といった本がたくさんあります。適切な体温が保っていられれば免疫力・抵抗力を保持でき、外部からの悪影響を断つことができます。逆に体が冷えてしまうと抵抗力が落ちて体を傷める原因となります。
(2)排泄の不調
健康を保つためには、排便・排尿・発汗・呼吸(不要な二酸化炭素を出す)の4種類の排泄がしっかりできていることが重要です。「排泄ができている=体内の毒素を規則正しく出せている」ということです。腸内に毒素が溜まると血液の流れに乗って全身に回ってしまい、顔や背中に吹き出物ができたりします。湿疹・肌荒れが気になる方、排泄はきちんとできていますか? 冷えとも関連しますが、冷たいものを摂りすぎると胃腸の機能低下につながります。すると消化不良を起こして便秘・下痢をしやすくなります。さらには筋肉の硬直が胃腸ばかりでなく肩や腰にも及んで痛みやコリの原因になります。
(3)食事の早食い、過度なストレス
この二つは特に胃に大きな影響を与えます。口に入れた食物をしっかり咀嚼できないと胃に負担がかかります。過度なストレスが胃にくるということも言われますが、胃は消化の基本。そして消化がうまくいかないと(2)排泄の不調につながります。
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