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ストレス。社会情勢や人間関係のように外側から来るものや、不安や悩みのように内側から来るもの。生活していく上で私たちは様々なストレスにさらされています。過剰なストレス状態に置かれると、疲れやすい・体がだるい・肩こり・頭痛・動悸・睡眠障害・食職不振などいろいろな影響が現れます。
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ストレスには2種類あります。
外的ストレッサ:人間関係、学校・仕事上の過大な負担、暑さ・寒さ、騒音など
内的ストレッサ:不安、悩み、怒り、憂い、疲労、不眠など
このようなストレスから体を守るしくみがホメオスタシス(恒常性維持機構)です。
自律神経:交感神経・副交感神経からなり、呼吸・心拍・血圧・発汗など自らの意志とは無関係に器官を働かせ調整する
内分泌 :内分泌腺の作用でホルモンバランスを保ち、内臓の働きや新陳代謝を活発にさせる
免疫 :異物が体内に侵入すると、それに抵抗し体を守ろうとする
この3つの働きのバランスを保つことで健康を維持しており、体をまわりの環境に適応させて安定を保ちます。しかし、ストレスが過剰に作用すると自律神経が緊張して交感神経が優位になります。すると体を治すリンパ球が減る一方、顆粒球が増えて体を傷つける活性酸素が増えます。その結果、自律神経・内分泌のバランスが乱れて免疫作用も弱まります。自律神経の緊張を取り除き、副交感神経を優位にすると免疫力(自己治癒力)が高まります。 |
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誰もが受けているストレスですが、強く感じてしまう人とあまり感じずにすごせる人がいるようです。以下のような特徴に当てはまる方は注意が必要です。
(1)まじめで几帳面な模範的タイプ
すべてに完璧を目指してしまうのでストレスを感じやすいです。
(2)取り越し苦労タイプ
何事をするにもあれこれと思い悩んでしまい、常に心が静まりません。他人にも気をつかってばかりいてしまいます。
内向的で自分の気持ちを外に出しにくい人もストレスをどんどん溜め込んでしまいます。
(3)負けず嫌いタイプ
責任感が強い頑張り屋さん。まわりから見ると活動的で生命力に溢れるようにも感じられますが、当人はせっかちで
イライラすることも多く結果的に心身に異常をきたすことがあります。
以上の特徴に当てはまる人はストレスを感じやすい傾向があるので普段からストレス解消を心がけましょう。長時間強いストレス状態にあると、体がだるい・頭痛・動悸・めまい・睡眠障害・食欲不振・など体に症状が出たり、躁うつ病・心身症・不安障害など心の病につながる可能性もあります。
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生きていくうえでストレスをゼロにすることはほぼ不可能です。ストレスによる刺激がやる気を奮い立たせたり困難を乗り越えようとする精神力の源になることもあります。しかし、過度なストレスによって健康を損なうことのないよう、うまく解消していきたいものです。
ストレスとの向きあい方としては
物事を前向きに考える・完璧を目指さない・適度な休息をとる・自分の時間を持つ
ことが良いとされています。肩の力を抜いて自身の生命力を消費したら充分に補いましょう。そのためにいくつかおススメのものを挙げてみます。
(1)食事
ストレスが溜まるとアルコールを多飲したり甘いものをたくさん食べたりしてしまうかもしれませんが、これは体調を崩して更にストレスに拍車をかけることになりかねません。好きなものでも多すぎるのはよくないので、何事も適度な量を楽しんで気分をリラックスさせてのんびりしましょう。それが心と体の栄養になります。
(2)腹式呼吸
腹式呼吸は気持ちを静めてリラクゼーション効果があります。緊張を取り除きたいときにも有効です。血流が上がるので冷え性の方にもおすすめですし、就寝前に行うと安眠にもつながります。
(3)動物とのふれあい
動物をふれあうことで温もりを感じて安らぎを得られます。「アニマルセラピー」というものもあり、動物とのふれあいで血圧や脈拍数が安定するなどリラックス効果があると言われています。一般的なペットとして共に生活する以外にも、イルカ療法や乗馬療法というものもあります。
(4)部屋の片づけ
お部屋の掃除。普段は忙しくて放っておきがちですが、身の回りから少し手をつけてみましょう。出しっぱなしの物を棚にしまう、掃除機をかける、食器を洗う。やり始めるのは面倒かもしれませんが、やり始めると集中してしまうものです。余計なことを考えない単純作業は意外と集中してリラックスできるということもあります。ぷちぷち(梱包用のクッション材)をずっと潰し続けてしまうのも同じようなことですね。身の回りもキレイになると気分もリフレッシュして、やる気も出ます。
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みなさんもストレスと上手に付き合い、余計なものはさっと解消していきましょう。私(院長・藤本)のストレス解消法は読書です。ぼーーーっと本を読みます。 |
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