腰痛の原因



慢性的な腰痛やギックリ腰、椎間板ヘルニアなど痛みに長年悩まされている方がたくさんいらっしゃいます。痛みで寝ていられないくらいの状態になると本当に辛いですね。そんな腰痛の原因はどこから来ているのでしょうか。









1つ目の原因は骨の歪みによる痛みです。右の写真は頭蓋骨から骨盤にかけての骨の模型(背中側から見た)です。全体的に曲がっていたりまたは骨一つひとつが左右に動いていると痛みが発生します。背骨からは神経がたくさん出ているので骨がずれると神経を圧迫し痛みの原因になります。矢印がある腰骨あたりは上半身の体重も乗ってくるので負担が大きくなります。

2番目の写真は椎間板ヘルニアを示したものです。矢印が指している〇の中に赤く飛び出ているものがあります。これは骨と骨の間にある椎間板(クッションのようなもの)です。骨が歪んだことにより椎間板が圧迫されてはみ出てしまった状態です。このはみ出た椎間板が神経に触れて痛みが発生します。手術をしてはみ出た椎間板を除去すれば痛みは消えますが、原因は歪みです。歪みが残っていると手術をしても数年後に痛みが再発する方が多いです。手術だけでなく体全体の歪みを改善していく方法をおすすめします。








こちらはいわゆる「コリ」が原因となるものです。血流が悪くなると筋肉が硬くなって老廃物が溜まり、それが痛みの発生につながります。骨の歪みはレントゲン撮影で見ることができますが、コリは目で見ることができません。そこでコリができる前に原因を明らかにすることが大切です。コリの原因の多くは食事や運動不足など生活習慣から来ています。また胃下垂や便秘など内臓の疲れから来ている場合もあります。そのような方は当院の内臓療法が特におすすめです。

お腹をほぐすと血流が上がり老廃物が排出されます。筋肉がほぐれるのはもちろん関節まわりも動かしやすくなり全体のバランスが取れて痛み・コリの解消につながります。腰痛の方は腰まわりが硬い人が多いのでストレッチ・柔軟運動をしましょう。お風呂上りや就寝前に行うと効果的です。注意点としては、勢いや反動をつけて無理やり曲げると腰を痛めてしまします。息を吐きながらゆっくりやりましょう。少しずつ毎日続けることが大切です。





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